概要
父を失った小学生「コペル君」と元編集者の叔父さんとの掛け合いでストーリーが進む。コペル君のふとした疑問、考えを叔父さんがより深い思考として文章に起こす。コペル君とともに一歩深い視点で物事を考えていく作品。
読んで変わった考え方
前 何か困ったら、自分で考えるより先に本を読む。
後 本はヒントでしかない。トライしてみた経験が一番の教え。経験得た自分の考えがあるから、先人の言葉の真実を理解できる。
前 お金を稼げるということは人の価値を示す。
後 お金の有無と人間としての値打ちは別物。人としての価値を上げる生き方をしたい。
前 「就活」という、皆と同じ当たり前のことが苦しい、できない。
後 正しい道に向かおうとしているからゆえの苦しみ。自分が正しい生き方を強く求めている証拠。
感銘を受けた表現
書物を読み、立派な人々の思想を学んでゆかなければいけないんだが、(中略)最後の鍵は、君自身のほかにないのだ。(中略)君自身がまず、人間の立派さがどこにあるか、それを本当に君の魂で知ることだ。そうでないと、ただ「立派そうに見える人」になるばかり(だろう。)